「転換点」  L 明比実也
           

             

長女、大学4年生就職活動真最中、長男は大学1年生・・・ほっておいても子供達は1年ずつ成長するとは言うものの本人達が自覚しているのか、いないのかは別として、それぞれが転換点を迎えていると言えよう。
 その意味からも我が家のライフステージも一つの転換点を迎えている。長女については就職活動である。私自身も過去を振り返ってみると、就職活動の折、ある企業の方から「明比さん就職と結婚は縁でしょう」と言われ、その時は他人事の様に思いましたが社会人になり30年が過ぎ、今思えばその方の言葉が実感できます。
 彼女の心理状態は今、毎日の様に面接が続きストレス過剰気味になっており早くどこでも良いから決まって欲しいと思っているようです。父親の立場から言わせれば就職する事が目的ではなく、就職後の方が心配です。社会人としての彼女の第1歩は大きな転換点であり、それを大きな視点で捉えて欲しいと思っています。
 長男については、これまでとはやるべき事、求められる事が大きく異なる大学生としての生活の第1歩を踏み出しました。大人ではないが子供でもない・・・そんな人生の中でも貴重なモラトリアム期間でもある4年間で将来へ向けて自分自身の可能性を見いだして欲しいものだと切に願っています。
 次男については、幼少からの離陸かもしれません。小学校時代にはなかった色々な人達との出会いや部活動、思春期への突入など等、人格形成への大事な時期に入りました。父親としては元気で優しく育って欲しいと願っています。
 子供達それぞれに以上の様な転換点を迎えていますが私自身、そして私達、夫婦にとってはどうでしょうか・・・社会人になって30年そして結婚して25年になり色々な局面がありましたが駆け足で走り抜けてきたというのが実感です。まだまだ時間的にも金銭面でも余裕は無く走り続けなくてはと考えています。
 その意味からは私の転換点はまだまだ先の事と思います。気持ちとしては将来の転換点に向けて、充実した人生を送れる様に準備をするべきですが、これまでの人生を振り返ってみれば目先に追われ心もとない限りです。後何年後かに、この文章を読み返す機会があれば冷静に振り返る事もできるでしょうが私の性格からその時も同じ状況かなと思う次第です。